休暇前後のリスク管理
この記事を書いている日から数日たつとゴールデンウィークです
年間通じて、まとめて休みがとれる代表的な時期です
そんなゴールデンウィークを控え、こんなメールが届きました
- 家を留守にする際の防犯に注意しましょう
- 休み期間中の情報セキュリティを万全に
いずれも長期不在で起こり得るリスクの管理を促すものです
これらのリスク管理、どういう考え方で行えばいいのでしょう
空き巣犯罪の特徴と対策
空き巣に入られる家の特徴は、こんな感じだそうです
- 郵便物や新聞が玄関に溜まっている
- カーテンが長期間閉まったまま
- 照明が長期間つけっぱなしである、または消えたままである
- 玄関や窓の鍵がしっかりと閉まっていない
- 近所やご近所付き合いがない
- 防犯設備(カメラやセンサーライト、防犯フィルムなど)がない
- 家の外から室内がよく見える
- ゴミ出しの日以外にゴミが放置されている
要は、無人であることが明確で、侵入しやすい状況・環境にあることです
当たり前と思うかもしれませんが、犯罪が絶えないのは、これらが現実にあるからです
防犯のコツ・一例は、次のとおりです
- 在宅を装う
照明をタイマーやセンサー付きのものにする - 確実な施錠
玄関や窓の鍵はしっかりと閉め、施錠の二重化も検討する - 防犯設備を導入する
防犯カメラ、センサーライト、防犯フィルム、防犯砂利など - 家の外から室内が見えないようにする
カーテンやブラインドなどで対応する - 長期不在を悟られないようにする
ゴミは決められた日に出す - ご近所付き合いをする
近所の目があると空き巣犯は侵入しづらい
情報セキュリティも同じだけど
一般家庭における情報セキュリティは、パスワードを定期的に変更したり、セキュリティソフトを導入したり、フィッシングメールに警戒するなどの活動が代表的なものです
事務所などにおいても、ほぼ同様ですが、職場特有の注意事項が多くあります
- 休み前
- 使用しない電気機器はOFFにする
- 使用しないパソコンやUSBメモリーなどを保管する
- パソコンやデータ、個人情報の持出を管理する
- 情報漏洩防止などに関する教育を事前に行う
- 万が一に備えた連絡体制を維持する
- 休み後
- パソコンの修正プログラムの適用とウィルス定義ファイルの更新を行う
- 持ち出したパソコンやデータ、個人情報の点検を行う
- メールチェック時、フィッシングメールやウィルスメールに対する警戒を怠らない
空き巣犯罪と異なり、情報セキュリティ犯罪は、人がいても・いなくても起こり得るものです
常にパソコンやUSBメモリーを保管するなどの物的管理を行う必要があります
また、OSの修正プログラムの適用など、ソフトウェア上の継続管理も重要です
受信したメールを安易に開くことにもリスクがあると認識しておく必要があります
休み期間中は、物的にもソフトウェア的にも監視できない状態となります
よって、休み明けは、何らかの不具合や被害があることを前提に確認や点検を行います
情報セキュリティ犯罪は、空き巣犯罪と同じように事前の対策が大切です
更に、常に起こり得るもの考え、対策を継続することが最も重要です
行うべきことを油断なく行うことしか対策がないと考えましょう
過去のやらかしごと
常に防犯や情報セキュリティに気を遣っている私です
・・・ですが
かつて、長期休暇の前後でやらかしたことが多々あります
- ゴミ処理はOKだが、冷蔵庫内の整理を忘れて傷んだ食品から異臭が
- 照明のタイマー制御、点灯・消灯のタイミングを間違えてセット
- ログイン・パスワードを変えたが、分からなくなった
万が一のための手書きリストも誤ってシュレッダーで裁断 - 家にある貴重品を隠したが、財布まで隠した(外出先で気が付いた)
「そんなミス、あるもんか」
と言われそうですが、あり得る話ので、確認点検は怠りなきように